ソウルの古本屋アラジン
今日は韓国はソウルの古本屋さんを紹介します。
日本でメジャーなのはBOOK OFFだと思いますが、
韓国ではアラジンというチェーン中古書店があります。
2011年出版された人気作家のエッセイは
日本円で例えると1,380円 → 690円(2017年現在)
半額です。
韓国の本は日本に比べて元々の価格も安いです。
2014年に出版された小説もだいたい40%〜50%オフ。
下の一枚目の写真は左から(敬省略)
◎山田詠美「風葬の教室」「ぼくは勉強ができない」「アニマルロジック2」
◎オースター 「ニューヨーク3部作」
アニマルロジックは日本では1冊なのだけれどこちらでは2冊にわかれています。
そしてなぜかアラジン新村店には1巻がなく、、、、
オースターのニューヨーク3作は、、、このように俗称をそのままタイトルに
してしまうのすごいなと思うのだけど、ポール・オースターの小説『ガラスの街』
『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』の舞台がニューヨークのため、そして
登場人物がちょっとかぶっているような感覚になることからNY3部作と言われています。
韓国では本当にそのまま3つをひとつにまとめてしまったのですね。
私がアラジンで購入したこのオースターの本はカバーなし。
韓国の小説ではなく、日本の小説の韓国語訳と、
アメリカ文学の韓国語訳をわざわざ買ったのか。
山田詠美氏の小説は昔かなり読んだので内容を覚えているし、
内容を忠実に訳しているのかが気になり、読んでみようと思いました。
同じ感動というか、山田氏のもつ鋭さとあたたかさを感じることが
できるだろうか、そんなことが気になっています。
オースターの小説は日本で、柴田元幸氏の訳で読みました。
韓国語だとどうだろうか。柴田氏の訳はすばらしくオースターに合っていて
いまではオースターといえば柴田さんを連想する日本の読者も多いので
韓国語版を読むのが楽しみです。
二枚目の写真は左から(敬省略)
◎김연수・キム ヨンス「밤은 노래한다(夜は歌う)」「소설가의 일(小説家の仕事)」
◎김중혁・キム ジュンヒョク 「뭐라도 되겠지(なんとかなるさ)」
3冊とも韓国の作品。二人とも男性作家さんで、現代の人気作家です。
ほかの作品も読んだ事があるのですが、作品や作家さんの紹介はまた今度します。
今日は雪が降っているのでそれを見せたくて
無理矢理窓で撮ってみたのだけど全然良い写真じゃなくてがっかりです。
雪も写っていないですね。
けっこう降っているのですが。
本は新品で購入するのが好きです。
だけど古本屋で偶然発見した時の喜びも捨てがたいです。
日本では図書館で借りて少し読んでみて面白かったら購入していましたが、
韓国語で読むのはまだ少し時間がかかるので、ゆっくり読めるようにという言い訳で
ついつい買ってしまいます。
ソウル 体感温度 -6℃
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