2017年5月24日 帰国

もう1ヶ月以上前になりますが、

半年の韓国留学より帰国いたしました。


とにかく総100kgの5箱のダンボールを郵便局で送り、

101冊の本と帰国したていです。


本以外に韓国で買ったものはたったひとつだけ。

それはパジャマ(笑。11月25日に入国してとっても寒くて。家の暖房はほとんど機能しないも同然で、暖房器具も電気布団もNGという地獄みたいな家でした。持っていったスエットなんて何枚重ねて着ても寒くて寝られず、手袋してコート着て寝ましたが、何度もトイレで起きるという(泣。 

もう死ぬんだと思って街を歩いておりますと(外歩く方がマシ)、駅地下の商店街のあるお店でパジャマを安売りしており、おばちゃま達と交渉して「あんたミッキーのにしなさいよ」とか言われるままに購入。が、上下で1500円だったはずがいざレジでは3700円にはねあがり、、、、え?と思いましたがもう寒さに堪え難きを忍びすぎていたのでサンナナで我が家につれて帰りました。

↑ こんな素材。


だけどこれ、値段忘れるほどとっっっっても暖かいパジャマでした。素材よくわからないのですが、とにかく暖かくて速攻乾く!そのため毎日毎日着てました。家にいるときは必ずこれ着ていました。

韓国のような特殊な環境で生活する場合、衣類は現地調達が一番だということを学びました。日本から持ていったスウェットなんて捨てて帰国しました。

おそらく今年の東京の冬も私は、このミッキーパジャマと共に生き残ることでしょう。

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で、帰国前はとってもとっても忙しくて、お土産買う時間もなかったので、帰国日の朝イチまず光化門の教保文庫で最後の本見学、そのあと徒歩15分くらいの場所にある南門市場にいきました。よく考えてみたらまともに市場にいったのはこの帰国日だけだったかも。

時間がなかったので、欲しいものだけ見たのですが、目的は韓国で使われている箸とスプーンのセット! これがとても便利で、箸でつかめるものはいいのですが、ご飯の上に肉味噌とレンコンのせて食べたいとか、食べ終わったラーメンにご飯入れて炭水化物×炭水化物やりたい時に箸とスプーンセットでストレスなくなんでも食べることができる。そして金属でできているので、ある程度重さがありそれがまた食べやすくするという優れもの。

その箸スプーンセットが市場で安く手に入ると聞き、自分と友人のお土産に購入しました。

↑ 肝心の箸スプーンセットの写真がいま手元にないのだけど、このお店で買いました。どうだすごいでしょう!?

↑ 紙の問屋さんとかもあります。なんで半年の間にこなかったのかとても後悔しました。きっとチープで面白い紙があったはず!!!次回必ずいきます。

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↑ これはブックチークという本屋さんで帰国1週間前に撮った写真。帰国日開いて感慨にふけっていた模様。

↑ 私の部屋の机。試験直前はすごいことになる。とても懐かしいしな嘘みたい。

↑ 買った韓国の本。これ以外にもう少しある。101冊。

↑ 帰国日の私の部屋。とても広かった。日本人女性限定3人のシェアハウスだったのだけど、私の部屋が一番広かったみたい。6万8000円でトイレシャワー台所共同でしたが、3月まで一緒に暮らした子がとても良い子で。思い出深いです。一緒に掃除したり虫退治したり、焼き肉食べたり。この窓からよく新村の街を眺めたな。

交番や駅がすぐ近くにあり、建物1階2階はカフェで音楽大音量、どっかのカラオケからありえない歌声聞こえてきたり、隣の建物1階は飲み屋で。とにかくうるさすぎる場所でした。韓国は地下鉄の中もカフェもそうだけど、全体的に賑やか(うるさい)な国です。

(私の個人的な話を知っている人は後日個人的に質問願います)

↑ 住んでた家のドア。色がかわいくて撮りました。3階なんだけどエレベーターないから荷物運ぶのに何度も怨んだ。

↑ 仁川空港。時間の余裕まったくなかったのに、空港の1階かな?にロッテリア見つけて、前に紹介したモツァレラハッシュバーガーを執念で早食いした。

飛行機から見た漢江。上方の山のふもとあたりが景福宮があるあたりかしらん。

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こうして東京に帰国したわけです。

いろんな方にどうだった?と聞かれるのですが、面白かったとも辛かったとも一言で言えるものでもなく。びっくりするような事も嫌だった事も嬉しい出会いたちや、懐かしい友人との再会、学校での外国の友達ができたこと、全てがそのまま私のなかに存在していて、それは消化されることなく、そのまま在り続けることなのだと思います。

韓国は人情があってうるさくて、自由を感じる場所でした。

私に合ってる。


なによりよかったのは、学校で出会った若い外国の友人たち。彼らがこれからどんな道を歩のか。それを遠くからでも楽しみにしている人がいるということを忘れないでいてほしいです。そして、彼らが困ったときに助けてあげられる人でありたい。


学校は2学期通って、ともに優秀賞をもらいました。久しぶりに一生懸命勉強して、普段考えないことを考えるようになり、またそのクラスでは日本代表でもあるので歴史について、日本の社会についてよく考えきちんと発表することが求められます。そういった少しの緊張感のなかで、語学の向上と日本や世界について知ることができました。


勉強以外にはずっと書いている通り、本屋と美術館めぐりをしていました。良い本、作品との出会いもそうですが、やはり本屋の店主と出会えたことで刺激を受けました。


いまだに日本人は差別主義。そとに出るとますますよくわかる。

わたしの韓国行きも「あんなとこ何があんの?最悪じゃない?」なんて

言う人もいるくらい。

私が全部辞めて半年も行くんだから、何かがあるに決まっているでしょう?

面白いことがあるに決まっている。



韓国は外国人をどんどん受け入れている。

留学生にたいしても街の人々がとても寛大だ。


日本はどうだ?


もういろいろ置いていかれようとしている。

競争じゃないから別にいいけれど、

だけどあの国の人たちはみんながみんな、

いまより良い国になるためにいっぱい考えている。

変える努力をしている。



その姿はとてもかっこいい。



韓国に住んで、帰国直後はまだ見えなかったことが、

あらためて日本での生活をおくりながら見えはじめていることがある。


私の長い夏休みはこれにていったん終了しました。

もっと年を取って、生きのびていたら、

またいつかどこかに住みにいくかもしれない。

本あるいは

本、装幀、作家のことなど。 それから韓国留学記録や旅行について。

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