ソウル本屋:1984 store

1984 store

住所:서울시 마포구 동교동 158-24

営業時間: 12:00~22:00

INSTAGRAM;https://www.instagram.com/1984store/?hl=ja



弘大入口駅2番出口に近い場所にある本屋1984。店名である1984は、代表のチョン・ヨンフンさんの生まれた年であり、ジョージ・オーウェルの小説『1984』からとった。店の前は緑の芝生と外観は赤いレンガ。白と黒のロゴが印象的だ。

少し重い扉をあけると左手に本が並び、右手はカフェになっている。正面がちょうどレジとカウンターがある。本はアート、デザイン、写真集、文学と様々だが、よくセレクトされた韓国の今な本ばかりだ。窓際の本棚は雑誌でいっぱいだ。Magazine Bのバックナンバーやイラスト ZINE、以前紹介したmonographもある。壁は雑貨が並べられ、店の奥に進むと洋服やバッグまで売っている。全てデザインの良いものばかりだ。

カフェには弘大のおしゃれな若者でいっぱい。壁には写真などが飾られギャラリーになっている。

↑ 行くたびに満席のカフェスペース。いつも写真を撮れないので拝借



1984 storeは出版社でもある。代表のチョン・ヨンフンさんの祖父が1951年に希望社を創立し、雑誌『希望』を創刊。1977年には父親がヘウォン出版社を構えた。そして1984に至る。

チョン・ヨンフンさんの言葉を引用する

「本は文化の根であり、その結果である」というスローガンを空間を通じて伝え、1984 は芸術、音楽、ファッション、ライフスタイルに関する本を出版しています。お客さんからの声の中で一番嬉しかったのは、1984に来ればただ見ているだけでも何かを学んでいる感じがするということでした。この1984が一冊の本であることを望みます。そしてその本は「本を読んでください!」というのではなく、「本がどれだけ素敵で魅力的か、一度見てみてください」そう言いたいのです。

http://www.typographyseoul.com/news/detail/692


1984は3代続く出版社であり、本屋であり、カフェ、ギャラリーもある複合施設ともいえるだろう。そして弘大(ホンデ)という文化の中心からまさにその「文化」を発信しつづけているのである。


素敵な韓国の雑貨も欲しい、韓国の文化がわかるお洒落な本が欲しい、そんな人にぴったりの1984 storeである。※雑貨はどちらかというと男性的なものが多い。

何か欲しい本が決まっている場合には、もしかしたら合わないかもしれない。だけどソウルの文化全般に触れて何か良いものに偶然出合いたい日にピッタリの場所だ。

本あるいは

本、装幀、作家のことなど。 それから韓国留学記録や旅行について。

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