ある別れについて

先月聞いた話。

中学校の友人が死んでしまった。



2月に癌でなくなったそうだ。


中学生の頃、一緒に塾に通っていた。

塾に行ってもたいして勉強するわけではなく、

先生をからかってゲラゲラ笑うだけだ。


時々みんなでケンカもした。


だけどたいがいいつも大笑いして、漏れそうだって言いながら

馬鹿みたいに笑ってた。


学校行事の時もおかしなことばっかりしていたやつが。


3、4年前に偶然会った。

そいつは新宿のあるドラッグストアで働いていた。

会話は相変わらずで、男と暮らしてるってニヤニヤしながら、

今度飲みに行こうって、電話番号交換して。


そのまま、いつでも会えると思ってた。


知らなかったなら永遠にあたしの中で生きている人なのに。

悲しすぎる消息は、ただもう会えないということしか教えてくれない。


あんなに笑い上戸なやつが死なんて

絶対似合わない。


せめて今、痛くなければいい。

寒くなければいい。

ひとりじゃなければいい。


そのドラッグストアの前を通るたびに、

いつも思い出すよたかちゃん。


修学旅行のときの馬鹿笑いする前の写真を見ながら、

やっぱり知りたくなかったって思うあたしは

どこか間違えているのかもしれないけど。


いつも思い出すよ。






本あるいは

本、装幀、作家のことなど。 それから韓国留学記録や旅行についても。

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