帽子の下の煙

今日は、友人がタイのお土産にくれたコミックの紹介です。

本や新聞のお土産が一番嬉しいです。


ควันใต้หมวก(日本語版:帽子の下の煙)出版社:TYPHOON BOOKS

著者:วิศุทธิ์ พรนิมิตร Wisut Ponnimit ウィスット・ポンニミット

http://www.wisutponnimit.com

ウィスット・ポンニミット

1976年生まれ、タイ・バンコク出身のマンガ家。バンコクで1998年マンガ家デビュー後、

2003年から3年間神戸に日本語留学。タムくんの愛称で親しまれる。


物語は、男の子と女の子の話が別々に進み、二人はある日すれ違う。

似ている人同士はかならず出会うという、空想と現実が混ざる愛の物語だそう。


表紙を変更しながらいまタイでは第四版が発売中。

クラフト紙のソフトカバーに、

男の子のイラストは線がエンボス加工されています。

なんだかあまりエンボスの効果はないように感じますが、、、 

でもかわいいペーパーバックコミックです。

上の写真は2013年9月出版の 第四版。


と、猴桃標 白薬油ももらったので一緒にw

これはサルモモバームともいい、amazonから抜粋すると、

・肩こり・腰痛・筋肉痛・虫さされに効果的なバームです
・可愛いデザインで、携帯にも便利なサイズです
・タイではバームは、コリの辛い部分に塗ってマッサージ・
 虫さされ部分に塗って痒み緩和&殺菌・頭痛の時にはこめかみに
 少量を塗って頭痛緩和など身近に利用されています
・8グラム入り1個
・入れ物のサイズは直径約4センチです

とのこと。


万能薬はさておき話を戻すと、

実は私タムくん知らなかったので、最初に中のイラストの雰囲気を見た時、

日本の作家さんなのかと思いました。

留学していた日本文化の影響を受けているのか、

タイと日本の雰囲気が絶妙にミックスされた感じが出ているのかもしれません。

この作品はわりと大人っぽく描かれている方で、

著者の他の作品はもっと幼くかわいい印象。線がとっても良いです。


現在もタイと日本でマンガだけでなく様々な分野で活躍されています。

よしもとばななさんの『なんくるない』の表紙もタムくんだったんですね。

よしもとばなな『なんくるない』新潮社


ちなみに、下の写真が2009年3月出版の 第三版

それから日本語版:帽子の下の煙

タイ版の四版と三版の中間みたいな印象ですね。



●日本で活動することになった経緯などのインタビュー

http://renzaburo.jp/nasshy/005/


●「あの人の本棚」という連載のほぼ日でのインタビュー

http://www.1101.com/hondana/tum.html


タイの本は初めて手にしました。

何て書いてあるのかまったく見当がつかず、

なんという題名で、日本語訳で出版されているのかとか、

調べるのにちょっと時間かかりました。


こうしてタイ語の使用するのも初めてですが、

級数が小さいんですよね。著者名のところ、

タイの人なのでタイ語表記をメインに見せたいのに、

他の言語に比べて小ぶりに作られていて目だたない。

し、このブログのシステムだと級数を変えられないので

タイ語表記が小さく見えるままなのが惜しいです。


第三版の背を見て思ったのは、タイ語の縦組みって

かなりバランス力を要求されるのではないかということ。


タイの雑誌とかどうなのでしょうか。

TSUTAYA代官山あたりに行けば売ってるかしら。


国によって言語が違うので、

そこから受けるデザインへの影響って絶対あると思います。

だからこそ多様で、全然違うからまた面白い。


宮崎君、素敵なお土産どうもありがとう(訳:またよろしくね)。



本あるいは

本、装幀、作家のことなど。 それから韓国留学記録や旅行について。

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