もはや村上事件
油断するとブログ書かなくなってしまいます。
i phoneで写真を撮って、それをPCに移動するのが面倒く、、、><
この記事を書く前に、同じ内容書いてないよね?と多くもない記事すら忘れてしまって読み返したのですが、誤字脱字が激しいのと文章めちゃくちゃで、書き直そうかと思ったのですがそれも面倒くさく、、、>< これも私だということで、みっともないままいきます。
あと携帯で読むと改行がすごいことになっているので、改行だけあとで直します。
ところで。
本日は2017年2月23日です。
明日は村上春樹 作家の新刊発売とのことで、今晩はテレビで特番があるとか、蔦屋代官山では23時半から六次元のナカムラさんのトークとともに24時になったら村上新刊販売し、2時まで蔦屋のカフェで読めるというイベントがあったり、新宿紀伊国屋でも24時1秒から販売すると。
徹夜組がでないようにする工夫でもあり、ご要望に盛大にお応えするものでもあるのかと思いますが、店員さんは大変ですね。
ここまでくると村上現象というより事件です事件。
初版で130万部とか発売前になんてゆー話だけしからん!ってわけです。
新潮社の「考える人」が休刊になるというまさかな出来事や、本・雑誌が売れないという嘆きが毎日のように聞こえてくる出版業界で、村上 作家の業績は神様の如し。
と、書きながら私自身はアンチと自己紹介しても差し支えないですが、ここまで出版界を盛り上げてくださるのでアンチと言ってはいけないですね><
いくつか作品は読んできましたが、韓国ではベストセラーのTOP5には必ず日本作品が入ります。村上春樹、東野圭吾、宮部みゆき、江國香織 などなど。とくに村上作家の人気はすさまじく。最近大爆発だったのが「ノルウェイの森」リニューアル版です。
↑グラデーションが素敵で思わず買ってしまいました。
原作は村上春樹氏が1987年に書いた小説ですが、私は2度目のNY行きの飛行機の中で
上・下巻読みました。NY旅行にどんだけ合わせた本選んでんだってゆーーー
それで、その韓国版ですが、、、
最初は原題と同じ題名で韓国語版が出版されていましたが、「상실의 시대(喪失の時代)/出版社:文学思想社」と題名と出版社を変えて2000年に再出版されます。翻訳者は유유정氏。村上氏の作品意図を汲んだのと、韓国の方に受け入れられ易いように題名を変えたのだと思いますが、この出版社によると、「村上氏から題名は買えないでほしいと要望があったが、我々はこの喪失の時代を変えることはしなかった」とかちょっとけしからんですね。けしからんので帯付きの写真のせてやるっ!
↑ 「喪失の時代」(ノルウェイの森:韓国版/文学思想社 2000年)
その後、2013年に再度題名を原題の「노르웨이의 숲(ノルウェイの森)/出版社:민음사」に戻し、翻訳者(양억관氏)と出版社を変えて再再出版されます。
↑ 「ノルウェイの森」(韓国版/文学思想社 2013年)
上の写真、2013年発売の「ノルウェイの森」は国内で150万部売れ、「喪失の時代」よりも2倍近く売れましたが、この「喪失の時代」もまだペースを落とさず売れているというのが2013年の新聞記事にありました。韓国の村上ファンサイトによると、新しく出版された「ノルウェイの森」は現代の20代に合わせた翻訳になっているのと、表紙のデザインがグラフィック的で良いとのことで人気がある一方で、喪失の時代は翻訳は古いが、思い出が内包された深い味わいがあるというファンも多いそうです。その翻訳の違いを読んでみたいです。
そしてそしてさらに再版は続きます。2016年10月、同じ出版社が表紙と造本をリニューアルして再再再出版しました。翻訳は同じです。ここ何年か韓国ではこうした表紙をリニューアルして再出版することが多く、買う側は少し困ります。版権の切れた作品が何かのきっかけで流行ると、同じ作品の造本違いが書店に並ぶことになります。ですが、それでもまた作品がさらに多くの人に読まれるのであればそれもひとつの方法といえるでしょう。これも新聞記事で読んだのですが、実際にリニューアルしてデザインを良くしたら、さらに売れたという本は多いそうです。もちろん内容あってこそですが、デザインの力というものを感じることができます。
↑ 2016年 造本リニューアルされた韓国語版
こちらは取次ぎ業者がいないので、表紙の形態もさまざまで、このように表紙をトレペのような紙にしても怒られません。韓国語の題名の上に日本語の題名がかかるようになっています。真ん中には金のケイ線が引かれていて、この表紙に惹かれて再購入した人も多いはずです。
私の撮った写真で見るといまいちですが、実物は綺麗ですし、こういった透過紙はさらさらした障り心地からか、大事にしたくなります。
余談ですが、喪失の時代は村上さんと契約が終わってもなぜ販売し続けられるのかというと、著作権法改定前だったとのこと。
余談を重ねると、作品の意図に合わせたり、読者に受け入れられられるようにと、文章や題名を変えるのはあることですが、作者本人からNGが出たらそれは変えるできではないと思いますがどうなのでしょうか。なぜなら翻訳本は原書があってのことであり、他国の出版社や翻訳者の作品ではないですから。でも売れないといけないわけで、村上氏もあらゆる国とこうした契約や問題を抱えているので「じゃあそれで」としたのでしょうか。この題名問題は他の作品でもあるのですがその話はまた別で。
調べていたら面白くなってしまって書ききれないのでこの辺でって
もう24時!!!><
今日はそんな日本の村上事件に便乗してブログを書いてみました。
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