ソウルで紙を買う
やはり紙を扱うデザイナーとして、韓国ではぜひ紙を買いたいと思っていた。
インターネットやインスタグラムで探したPAPER MOREに行ってみることにした。場所は乙支路にあり、このあたりは問屋が並ぶ地域だ。海鮮物の市場まである。電気や壁紙、包装紙やパッケージ、紙袋の問屋があり、見ていて飽きない。PAPER MOREはその問屋街の中にあり、日本でいう青山見本帖のような紙のショールームだ。
PAPER MORE
중구 을지로35길 24 2階、3階
月曜-土曜 09:30-18:00
日曜・祝日は休み
INSTAGRAM:https://www.instagram.com/samwon_papermore/?hl=ja
紙売場は3階、2階はショールーム。
↑ 壁にかかっている紙に書かれた番号を注文票に書く。紙には在庫している斤量も書かれていて、最初に書かれている方が、見本紙の斤量。それも注文票に。それを棚に自分でとりに行く。→ 紙と注文票を持って会計へ。見本紙は戻さないといけない。
↓2階のショールームの様子。
↑ パッケージの見本も展示されている。ショールームは人がいなければ電気が消えているが、カウンターの人に言えば電気をつけてくれるのでひるまないように。
↑買った紙。これであるものを作った。それはまた今度紹介します。
↑ フェルト生地のような素材の紙など。
韓国にしかない紙を買ったつもり。多分、日本にないと思う。多分。この店がそうなのか、あまり微妙な色のバリエーションが少なく、派手な色だったり、メタリックなもの、はげしい加工ものが多かったような印象。種類は日本の竹尾の方が多い。
ほかにも 두성종이 DOOSUNG PAPER という紙屋もあるようで、日本で調べた時はこちらに行こうと思っていた。こちらの方が種類が多いのかもしれない。クラフト教室もあったりとても楽しそうだ。今回は行くことができなかったが、Paper moreと同じ乙支路にあるので次回は行ってみたいと思う。
それと、前に南大門市場の記事にも書いたが、この市場にも紙問屋があり、ここは韓紙(書芸で使用する紙)もたくさんあるようだ(きっと)。
ロンドンに行ったときは、壁紙を何種か買ってきた。1枚の絵になっているため壁に貼る以外に思いつかず活用できていないが、国ごとの紙を集めるのは楽しい。コースターやフリーペーパー、タブロイドなどもらってくるのは基本だが、本屋だけでなくその国の紙屋に行くのもとても楽しい。
↓ 乙支路の紙やパッケージ問屋。この日はもう閉店していて中を見ることができず残念。しかしとても楽しそうではあるが、カバーがかけてあるとはいえ、外での陳列は湿気とか汚れとか気にしないのかなと思ってしまう。
パッケージ屋や紙袋屋はどんなしくみなんだろうか。オリジナルを注文できたりするのだろうか。何部でいくらくらいで納期はどのくらいだろうかとか、つい職業病で頭の中がぐるぐるしてしまう。既成品を買うのかしらん。
とにかくPaper more、紙好きにはやっぱりたまらない。ここに何時間いただろうか。とても楽しかった。買った紙は、本屋でもらったポスターの筒に詰めて帰国した。
そうそう、ソウルに面白い印刷屋があって、CORNERSというのだが、リソグラフ印刷ができる。シルクスクリーンのように転写する印刷で、独特な仕上がりになる。韓国で買った紙にCORNERSでRiso印刷してもらうのも面白いかもしれない。
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