韓国の本:神様ごっこ

ニュースは朝SNSで確認するのですが、一体どうなっているのでしょうかね。サリン搭載のミサイルが飛んで来たら、窓から離れましょうとか、マスクしましょうとか、そんなんで良いのでしょうか、、、そんな風に日本の国民は政府に無駄に煽られて、首相の家人が起こした例の幼稚園の事件が自然消滅し、共謀罪の採決を押し進めようとする。首相からはしっかりとした説明は何一つないまま。だいたい共謀罪と戦前戦中の治安維持法はどう違うのでしょうか。あの治安維持法のせいでどれだけの人を日本は虐殺したのか。つまり今日本は軍国主義に戻ろうとしています。大日本帝国にとってよからぬ思想や発言をした!ってね。本当によからぬ思想をしているのは誰でしょうね今。共謀罪が強行採決されたらまず先に逮捕されるのはどっかの政治家ではないでしょうか。一番高い席に居座っている人をはじめに。

平和を望む国民に対しよからぬ思想をしておる!!と言いたいところです。

朝ニュースを見ながら、もう日本終わりだなと毎日暗い気持ちになります。

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前置きがすごく長くなってしまいましたが、韓国のアーティスト、イ・ランさんのアルバムの話を。


前にこのブログでイ・ランさんの歌を紹介し、私が訳した歌詞を載せたのですが、その歌が収録されているこのアルバム、実は日本版もあるようなので、公式日本語訳を知りたい方は日本版を購入してみてください。


『신의 놀이』 神様ごっこ

作詞・作曲・文 이랑 (イ・ラン)


で、このアルバム何が面白いかというと、本型なのです。

CDは無く、音源はダウンロードします。イ・ランさんの写っているカードの裏に、曲名とダウンロードキーが載っていて、本は歌詞とその歌詞が作られた背景や関連される散文で構成されています。

歌詞とエッセイが別々になっているのではなく、文章を読んでいると歌詞が始まり、また次の文章が始まり、、、私は歌詞が始まると音楽も一緒にかけるようにして、エッセイを読んで感じたそのままの気持ちで音楽と詩を体験しました。

言葉で表現するのが難しいのですが、この造りがとてもユニークだなと。

エッセイもとても面白く読みました。死や別れについて多く書かれていますが、重いわけではなく感じたままをストレートに表現していて共感する部分がたくさんありました。それと日本にとても親しい友人がいるようで、遊びにきたりライブしたりしているようで、日本についても書かれています。

↑ 左ページはずっとエッセイで、右ページを6段落に分けるとしたら上から3段落目から歌詞です。曲名もなく詩がはじまります。良いでしょう?^^


このアルバム本を読んでいると、イ・ランさんはミュージシャンなのではなくアーティストであり、音楽や歌詞を手段として何かを表現したにすぎないのだなと思いました。だからなのか、最後のアルバムとも言っています。


イ・ランさん良いですとっても。

いつかの記事にも書きましたが、今の韓国社会はとても厳しい競争社会です。そんな中でイ・ランさんのように生きるのは簡単なことではなく、覚悟も必要なのではないかと思います。だけどそんな姿を見て、社会全体の価値観が変わったり、若者が学歴だけではないところで自分を表現できるように変わったら、、、

全部真っ黒なのです。イ・ランさんの写真も真っ黒。しおりだけ金。


このアルバム韓国版は、本屋はYour mindで購入できます。出版自体がYour mindとSomoim recordです。本屋兼出版社という形は韓国の最近のスタイルでもあるようです。


全体で90ページくらいなのですが、読了するのに1日かかりました。

まだ日本語を読むのと同じスピードでは読めないです。><



そうだ!あとYou Tubeでライブ放送はじめたみたいで、イ・ランさんが友達としゃべるだけの1時間ライブなのですが、途中ライトが倒れてきたりして非常に緩くて面白いです。


こんな感じで、最近大好きな韓国のアーティスト、イ・ランさんの話でした。


さようなら。



本あるいは

本、装幀、作家のことなど。 それから韓国留学記録や旅行について。

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