NICK KNIGHT 写真展
NICK KNIGHT: IMAGE
2016年10月6日- 2017年3月26日
@ DAELIM MUSEUM(ソウル)
ニック・ナイトは、ロンドン生まれのファッションフォトグラファーである。写真とデジタルグラフィック技術の結合により自分だけのスタイルを確率した作家であり、自らをフォトグラファーよりはイメージメイカーと呼ぶ。主にAlexander McQueen、John Galliano、Christian Dior、Yves Saint Laurent、Youji Yamamoto、Vogue などと一緒に仕事をしてきた。
今回のデリム美術館の展示はニック・ナイトが85年の学生時代に撮影をし、写真集を出版したスキンヘッド作品から、最近の写真・映像作品までの約110点の展示であった。
私はソウルに到着してすぐに観に行った写真展だ。元々ニック・ナイトは大好きなフォトグラファーであり憧れだ。1点1点が人をよせつけないオーラのある写真であると同時に、その被写体であるからこそ、その瞬間だからこそ表れる何か強い力を感じる。自然体とは真逆の作られた世界であり、緻密なグラフィック処理により非現実感が増したような、手の届かないカリスマ性に惹き付けられるのかもしれない。その圧倒的なパワーと完璧さ。
自分のスタイルがあるということ。というより、当然あるべきであると言おうか。
それがないものは排除の対象になる。飽和の時代だからこそなおさらだ。
私は美しさを定義しない
- Nick Knight-
↑ 写り込みすみません。どうしてもこうなりますね(泣
↑ この写真、大きくて細部までなんかすごかった。ひたすらどう撮ったのか悩んでしまった。これは全体撮れなかったのでHPより拝借
私は、自分自身と私がしている事を信じなければならない。
それは傲慢な信頼であるかもしれない
しかし私ではない他人が、私の行くべき道を提示することも考えたくない誰しも他人が作った物差しに自分自身の人生を合わせて生きてはいけないと思う
- Nick Knight-
↑ こんな遊びは韓国の美術館でよく見た。本当にセンスがよい展示だった。
ひとことで、ニック・ナイトすごいかっこいいということです。あと映り込みはげしくてのせられないけれど、花を加工した写真とか色合いやぼかし具合とか毒美しかったです。写真はやはり実際をみるとその大きさに意味があり、細部から立ち上るパワーを感じられてよいです。とにかく語学留学で来たけどこの展示を観ることができてラッキーでした。
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