2017年9月18日
韓国留学中に行った本屋のことが連続していました。今日は近況を自分のために書いておこうと思います。通った学校のことや、観た映画、美術館のことなど、まだ留学中について書く事いっぱいあります。書きたいと思いながら、自分の生活を立て直すことで精一杯でした。
帰国から4ヶ月が経とうとしています。自分の感覚ではもう1年が過ぎたような気がするほど、目まぐるしくあり、混沌として、何度も自問自答する日々でした。今でもそれは変わりませんが、それでも少しづつ落ち着いてきました。
いまの今まで、仕事だけははずしたことがないというか、苦しかったりしても進む方向は決まっていて、運も手伝ってか自分の望む通りに働くことができていて、その自信から「帰国しても絶対上手くいくはず」と思いこんで日本を離れましたが、一度戦線を離れると元の場所に戻ることは難しいということを身をもって知りました。はじめての挫折。大げさかしら。
動きまわっても思い通りにいかなくて、ちょっと落ち着こうと思ったのと、フリーランスで仕事をしながら空いた時間で本屋でアルバイトをし、デザイン以外のこともしてみたり。10年前も渋谷の某書店で働いたことがあったので、その雰囲気懐かしく、自分の一番好きなものでもあり、また週4回の労働が精神にどれだけ良いかというのもわかりました。
そうして落ち着いてみると、また疑問が頭をよぎるようになりました。
「これでいいのか?」
正直、よいとも言えるしよくない理由も言える。
何がしたいの?
本当にやりたいことは何なのか?
そのために今やるべきことは何なのか?
そんなことを毎日毎日考えました。近所の土手を歩きながら考えた。現実と理想の差をどうすればいいのか。全然違う場所にきてしまったのではないか。留学して残ったものはなんなのか。果たしてそれが正解だったのか。
でもじゃあ、あのままであってそれが正解なのか?それが「自分」なのか?
他人の目なんか関係ないって、ことあるごとに人に言ってきておいて、いざ自分のことになるとどうしても他人の反応も気になる。そういった雑念がまた考えを複雑にしていき、こじれる。息苦しいほど猛暑の今夏、その無限のねじれの中で答えを探していました。
まわりの全ての人々が、何の悩みもなく幸せいっぱいサザエさん一家のように見える。
そう感じるときないですか?
自分が結局やりたいこと。
初めて韓国小説の翻訳のリーディングの仕事(読んであらすじや概要、日本でもセールスポイントなどをまとめて出版社に提出。出版社が日本で翻訳出版するに値するかを考慮するためのもの)をして、とても面白かったし、ブログの記事にも書きましたが、翻訳や言語に関する本を読んだりするのも好きです。やっぱり韓国出版物の翻訳やりたいなと思っています。翻訳については絶賛勉強中で、韓国語の勉強に関しては通っていた語学学校の受付のアルバイトを週1回ですがはじめました。こういった塾の仕事って複雑で大変なのですが、自分と同じように頑張る人のお手伝いができたらいいなと思っています。
それからやりたいのはブックデザイン。
なかなか難しくって悩んでいたら、運良くブックデザインや雑誌デザインをしている会社で働くことになりました。
かっこわるいでしょう?
もうどこにも属さないって決めたのに。
何かを得るために今は別の理想を諦める。そう決断しました。
もちろんこれからも個人的にデザインの仕事は受けていきたいと思っています。紙ものでもロゴでも何でも。翻訳関係や韓国に関する仕事もどんどんやっていきたいと思っています。おそらく、そうそう無いことかもしれませんが。だけどその日のために、よーいドン!ですぐに飛び出せるように準備して磨いておくことが重要ではないでしょうか。
夢は願えば叶う。留学は何歳からでもできる。全ては自分次第。
No.
そんなことないという現実を知りました。
夢は叶ってもすぐその後に地獄が待っているし、
留学生は20代がほとんどの中で30代以降は、自分をどういったキャラクター又は役割をするかの自分ブランディングが大切で(想像していた留学生活と違ったと嘆く30代の話よく聞く)、
全てのことは、とくに社会との関わりにおいては自分次第ではなく、他者との関係次第である。
大事なのは、自分をよく知り、それでも何とかしようともがくこと。
それと、苦しいときでも好きなことは続けること。音楽を聴き、映画を観ること。
人と会うときは相手をよく選ぶこと。
私は本を読むことで精神を保てたし、気楽に話せる映画好きの友人や、専門学校時代からの友人と会うことで、自己否定しすぎて狂うようなことにはならなかったです。
今のダメな自分を見せて大丈夫かどうか、この人選を間違うと傷口が広がる。
自分のやりたいことのために、その方法を必死に考えて見つける。それでここまできたら他人関係なくどん欲にそこに向かうしかない。そう決めてラテンのノリで行くしかない。
この4ヶ月でご迷惑をおかけした方々、市役所の優しいみなさん、心配かけた祖母と母に、相談にのってくれた友人と、韓国つながりで仲良くなった編集者A氏、韓国から遊びにきて同い年の女性として多くの話をしてくれた友人、韓国語のそばにいさせてくれた語学学校の校長、、、謝罪と感謝をここで。
短かったけど永遠に感じたどん底の4ヶ月から、「これから」にむけて。
また進みはじめましたとご報告して今日は店じまい。
それと、中国語と英語の勉強はじめました。
あ、夢? 本屋さん!
え?!
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