英語だとBookbindingといいます
手製本、Bookbinding、Handmadebookとかいろいろいうわけですが。
前回の続き。
三作目はSS-bookbindingさんのドイツ製本のワークショップへ。本文に見返しと表紙をつけるだけの比較的簡単な製本。
↑左が私の。右の赤いかっこいいのが先生の。
背の鈍い金の紙はクロス用のもの。辞書などに使われる、紙より丈夫なもので、仕事でつかった余り。見返しと表紙は黒。表紙にはロンドンのお菓子屋さんの包装紙を貼り付けてみた。 その場の思いつきでやってみたが、なかなか面白い外見になったと思う。
四作目はヨンネさんのワークショップへ。人気の方なので、いつもすぐ満席になってしまう。
今回わたしが参加したのは、武井武雄さんの刊本作品『さもいや伝』の手製本。そっくり同じように作ってみようというもの。
いわゆるケース付き。中の本は列帖装。普通の和製本のように本文が袋綴じではなくて、二色の糸で二冊を綴じる。 ケースは鏡帙(かがみちつ)で中蓋に絵や白紙が貼られる。鏡帙の表の紙は、ひっかけ和紙という越前の紙のようで、わざわざこのワークショップのために用意してくださった。私は白をチョイス。
道具や、パーツ類の寸法、作り方など詳しい書かれたプリントも用意されていて、家でまた復習してみるつもり。
和紙の扱いがこう難しいとは知らなかったな。切るにもコツが必要だし、貼り付けてあまり擦ったりすると、すぐにケバケバしてしまうよ。勉強になりました。
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ヨンネさんが集めている武井武雄さんの本を、実際に見て触らせていただく。製本のアイデアも夢があって繊細で素敵だったし、中身の絵本も、印刷や色味が独特で美しかったです。欲しくなっちゃうね。
読んでいる製本に関する本。
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下から『美篶堂とつくる美しい手製本』美篶堂
黄色の背表紙のは『はじめて手でつくる本』ヨンネ
その上の三冊は栃折久美子さんの本で、
『手製本を楽しむ』『製本工房から』『美しい書物』
栃折久美子さんは手製本のことをネットで調べていて知りました。栃折さんの本は全部欲しかったのだけど、中古でちょっと高い値段ついていたりして入手が難しいので、まず図書館で借りて読んでみているのですが、面白いし勉強になるのでやっぱり欲しい・・・製本だけではなく、ブックデザインについても書かれています。
こんな感じで、すっかり手製本にはまってます。
もともと紙が大好きで、紙屋と本屋は何時間でもいられるくらいだから、色や柄、質感で紙を選んで、イメージを膨らませ、それに合わせて花布や栞を選んで立体にできるのは、本当に楽しくて時間を忘れてしまう。
これに内容どうするかとかなってきたら、もっともっとアイデアが必要だし、ひとつひとつの選択が意味のあるものになっていく。
もっと練習して、想像したものを美しく仕上げられるようになりたいな。
スイスにモダンな製本と修理を教える学校があるらしく、わりとみなさんそこに留学しているよう。調べていたらまた留学したいなって思い始め・・・
韓国帰国後たいへんだたじゃん!!!と逸る気持ちを抑えています。
新しく作るのもいいけど、修復にも興味がでてきたり。
まずはいろいろな製本教室に通ったりしながら、自宅でもやってみようと思っています。
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