はじめての紙博

週末に紙博に行ってきた。予想以上の盛況ぶりに、会場に入る前から帰ろうかなとひるんでしまうほど。とにかく参加ブースも多く2フロアにぎっしりで、どこも黒山の人だかり。


全体的には動物や植物などのゆるくてかわいいプリントものや、和モダンテイストなものが多かった印象。

「紙博」というくらいだから、紙そのものを多く扱っているのかと思いきや、メモ帳や封筒、ポストカードなどの紙商品ばかりであった。紙そのものは筒状にまるめられて、ブースの端にカゴ入りで置いてあるのがほとんどで、竿にかけてA3以上の大判サイズの紙を扱っているのは2ブースくらいしかなかった。紙博って、紙もの博覧会ってことなのかもと行ってから思った。


面白かったのはヴィンテージの紙たち。旧ソ連の紙幣やビールラベル、アイスのパッケージや、誰かのエアメール、マッチラベルや切手など、つい夢中になって見てしまう。ヴィンテージは確実に人の気配があるし、その時代がどうであったかを感じることができて、想像や妄想が膨らんでゆく。


紙って良い。全部触感が違うし、見た目の質感も違うし、模様も色も厚みもふくめて、洋服やアクセサリーをスタイリングするように、どんな形でどんな内容のものに、何と合わせるかで全然違う印象になる。

ほとんど二次元に思える1枚の紙が束になって立体になり、そこに表紙をつけることによって、物語が立ち上がってくる。


もうちょっとこう、海外の紙や和紙、プリントでもよいのだけど、紙そのものに出会える場所を探していきたい。この日は予定を詰めていたので、ゆっくり見る時間がなかったのが悔やまれるが、手に入れた小さなヴィンテージものや、紙たちは手製本でどう変身するのか楽しみだ。


今回買った紙のお店。

オソブランコ www.osoblanco.co.jp

Cheri www.cheri-shop.com

ハチマクラ www.hachimakura.com

teshio paper www.teshiopaper.com

&papers http://andpapers.com


帰りは浅草寺に寄って、あげまんじゅう食べながら駅へ。

久しぶりに浅草行ったけど、なんだかいつも新鮮で笑えて、高揚感あるのはなんだろう。祖母の出身地だから??

本あるいは

本、装幀、作家のことなど。 それから韓国留学記録や旅行について。

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